こんにちは、コミットです。先日ご縁があり、にいがた産業創造機構様の「Design LAB スタート記念 NICOデザインフォーラム」に参加させていただきました。

記念講演の講師は村田智昭氏。

お話しするテーマは
「感性ポテンシャルが明暗を分ける~企業ブラディングの裏技~」

先日、他のセミナーでお話を聞いてから興味を持っていたブランディングについて。ちょうどこのタイミングで大変面白そうなお話を拝聴できそうだったので、参加させていただきました。

さて、講師の村田先生、軽い関西弁でとってもお話上手です。結果的には若干脱線しすぎてしまったのか、タイムスジュールが合わなかったのか、すべての内容を聞くことかができず、非常に残念でした。

さて、アイフォーンが本国で発売されて10年だそうです。この10年で何が変わったかなんて議論は際限なくあるので割愛。最大の変化は「情報」の質、量、速さ。生活の中でスマホなしの生活なんてもう考えることができません。よくよく考えてみれば、機械に生かされていると言っても過言ではない?

特に消費については消費者が個人で情報を得るボリュームが格段に上がった。生活に必要なものすべてがネットで買える。しかも購入前に十分な情報を得ることができる。価格の比較もできる。最近レビューを見ないで買い物をすることってあったかな?と考えてみて怖くなりました。どこの誰とも知らない人の口コミを判断材料にしている。企業が謳っている性能機能よりもレビュー☆の数で判断している。それが現実なのだと。悪いわけではないと思います。ただ、私が留意するのは、私たちが自分で判断ができなくなるのではないかということです。

自分で判断しないことは楽です。人が良いと言っているものを自分も選べば失敗は少ないかもしれません。
それでいいのかと自分に問いかけます。決断は自分自身がするものです。
人にとっての良いモノがと合わない場合もある。ケースバイケースではありますが、自分が大切にしているもの(食べ物、装飾、趣味、嗜好) などはこだわりを持って自身の判断で『選ぶ楽しみ』というものを味わってみても良いのではないでしょうか。

多様化しているライフスタイル。ものがあふれている世の中で、自社の製品を買ってもらうために私たちができること。それは体験です。心を動かすことです。物語です。購入後の充実感を付け加えることだと思いました。

今回のにいがた産業創造機構様が支援する新しい取り組み、「Design LAB」。新潟は産業が盛んです。従来のものから付加価値をつける、そのアプローチの1つとして「デザイン」を取り込み、その支援のために作られました。「新潟のデザインのハブのような存在になりたい」とデザインマネージャーさんはおっしゃていました。

デザインといっても形フォルムだけではありません。その中には要望からマッチング、企画、プロデュース、ブランディング、プロモーション様々な取り組みが含まれます。
新潟が誇る様々な産業の中から
『Design LAB』を通じて多様な方面にこの取り組みが展開され、世界が広がることを一県民として願っています。