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あのトリオブジェはトレドで買えます【イームズハウスバード】

こんにちは。トレド 山口です  。

仕事がら趣味もかねて雑誌やウェブで「インテリア」や「暮らし」についての情報を見ていると最近よく見かけるこのトリちゃん。

 

部屋全体を撮った写真の端に見切れていたり、スタイリッシュな棚のオブジェでまぎれていたり、窓辺にたたずんでいたりと

気づけば何かと目撃頻度がたかい。

 

そのトリの名は 「イームズ  ハウス  バード 」

何者(何トリ)かといえばミッドセンチュリーを代表するデザイナー、チャールズ&レイ・イームズ夫妻の自宅兼アトリエ(通称、イームズ・ハウス)に飾られていたオブジェ。しかしイームズ夫妻がデザインを手がけたのもではありません。

もともとはアメリカの民芸品の一つと言われています。

夫妻は世界中を旅するなかで出会った民芸品、オブジェ、アクセサリーを持ちかえり、自宅にコレクションしていました。

チャールズが撮影した自宅の写真にたびたび登場したことからも、夫妻がこの鳥をとても気に入っていたことがうかがえます。

イームズ・ハウスのアイコン的な存在になったトリはイームズオフィス協力のもと、スイスに本社をおく家具メーカーvitra社が2007年、商品として発売しました。

つまり、このトリは

イームズ夫妻の自宅を飾っていた民芸品(デザイナー不明)のレプリカなのです。

なかなか面白い出生エピソードを持つオブジェです。

 

 

  

レプリカとかきましたがこの風格、そんな言葉がナンセンスです。

シンプルな曲線のボディと細ッッい脚のバランス。滑らか塗装のすべすべマットな質感。

それでいて妙にリアルな顔。目のせいです。

このリアル&デフォルメ具合、ユーモアがあります。

写真の端で見切れていたって発揮する存在感。「良いもの」であることは一目瞭然。

トレドはvitra正規販売店です。

このトリちゃんも、もちろんホンモノ。腹にシールが貼ってあります。

そして限定ホワイトバージョンも展示してございます。

 

 

 

オブジェとは、イスやテーブルと違ってどうしても生活に必要なものではありません。

ではなぜ置くのか。

イームズ夫妻が世界中を歩いて集めたコレクションたちはクリエイティブな仕事をしていた彼らに

ときに新しいアイディアのインスピレーションを与え、ときに寛ろぎ空間の演出に一役買っていたのだと思います。

オブジェとは住む人の価値観を、センスを、その人らしさを表し、生活空間を豊かにしてくれるツールのひとつだといえるのではないでしょうか。

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