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2018年07月14日

【ドラマのセットでも使用中】USMハラー、意外な誕生ストーリー

こんにちは。トレド、山口です。

ブログでも何度か取り上げているUSMハラー、ドラマやCMなどで見掛るようになりました。

1クールのうち2.3本のドラマのセットで登場しているそうです。現在放送中のNHK朝ドラ「半分、青い」では豊川悦司さん演じる「秋風羽織」のオフィスで様々なアイテムがミックスされている中よーく見てみるとUSMハラー、キャビネット、ハラ―テーブル…と事例で紹介出来るほど充実しています。

今回はそんなUSMハラーが生まれた背景、誰が、どんな経緯、意図で誕生したのかをご紹介します。

 

生まれは精密工業大国、スイス

USMはスイスで誕生しました。私達がスイスと聞いて真っ先に思い浮かべるのは「永世中立国」「スイス銀行」「高級時計」「チョコレート」何といっても「アルプスの少女 ハイジ」ではないでしょうか。

国土は日本の約一割程度。多くの湖、村、アルプスの高峰を擁する山岳地帯に囲まれたヨーロッパの国です。

広大な自然はスキーリゾートやハイキングコースとして知られており、観光業も盛んです。

首都はベルン、主要都市はチューリッヒ、ジュネーヴ、ローザンヌ等。国内にはWHO、国際サッカー連盟、国際オリンピック委員会など、多くの国際機関の本部が置かれています。

時計産業に代表されるように、金属加工業も古くから盛んでその背景は「いいモノを使い続ける」というスイスの国民性。

そのため製造業でも質の高い、優れた職人たちが育ちました。

 

始まりは新工場・オフィス別館の建設

スイスの首都ベルン郊外のミュンゲンジンで1885年創業者のウルリッヒ・シェアラ―が鋳物、錠前行をはじめました。

1961年、3代目の経営者ポール・シェアラ―がスイス国内で活躍していた建築家のフリッツ・ハラーに新工場とオフィス別館の設計を依頼。

自身のアイディアと当時ハラーが提唱していた鉄骨モジュラーシステムを共に具象化し、フレキシブルな鉄骨モジュラー建築システムを開発、設計しました。その内容は、建築物を一定の大きさで統一し、建設後も用途によって増設など柔軟性をもって対応できるというものでした。

 

什器がないなら作ればいい

新設した広いオフィスフロア内で使用する什器が無かったので、建物で使用した建設システムを応用し「USMハラー」を設計しました。建築の構造体を家具への構造体へと進化させたわけです。

構成するパーツの大きさを規格化し、容易に交換できるようにすることで最初のモジュールにヨコ並び、タテ積みに追加、または解体し、そのパーツで再度別の形に組み換えができます。

 

シンプルな構造だからフレキシブルに扱える

USMハラーはボール、チューブ、パネルを組み合わせるとてもシンプルな構造になっています。直系25ミリの真鍮製のボールの6面に穴が開いており、その穴にチューブをつなぐことで構造を上下、左右、前後に延長。ボールとチューブを連結するコネクターはチューブ内に密着する機能があり非常に重要なパーツです。1965年、オリジナルコネクターは特許を取得しました。

 

商品としての出発

新社屋が完成し社外の人物を招いたところ、建築コンサルタントがUSMハラーに注目。

当初、ミュンジンゲンの社内だけでの使用を目的として開発されたハラーは、システム家具として社外での需要の拡大の可能性が広ったとして生産、販売を開始さしました。そして1969年、パリ、ロスチャイルド銀行のプロジェクトを受注したことで脚光をあびることとなったのです。

 

おわりに

どの時代に、どこの国で、誰が、どんな経緯、意図で作り出したのか。

ヴィトンは馬具から、トヨタ自動車社は織機から始まりました。

USMハラーも建築からの応用、社内での使用のみを目的としていましたが、現在ではインテリアの世界でスイスを代表するブランドのひとつとして知られるようになりました。

モノのルーツを探すことはおもしろい。たいへん興味深く感じます。

 

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