toledoにハーマンミラー社イームズ シェルチェアの展示が加わりました。

【シェルチェアとは？】

アメリカの有名デザイナー夫妻チャールズ&レイ・イームズが作り上げた人気のデザイナーズチェアです。

はじめて大量生産化が可能になったプラスチック製チェア。

1950年代に発売されて以来、世界中で人気がありカフェやレストラン、ショップなど、、みなさんもどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか？

【デザインの力】

イームズ夫妻は「快適さは外観と同じくらい重要である」という信念をもっていました。

シェルチェアはプラスチックで一体成形された有機的な座面が特徴的。

それでいて、シンプルな曲線は体にフィットする無理のないデザインで、長時間快適に座り続けることができます。

【環境への配慮】

爆発的な人気を誇ったシェルチェアですが、

リサイクルが難しいという問題点から1989年（日本では1997年）製造中止になりました。

現在では当初のガラス繊維強化プラスチック(FRP)素材に代わり、現在ではより環境負荷の少ない、

100％リサイクル可能なポリプロピレンを使い製造されています。

【選べるベースと豊富なカラー】

座面のカラ―は全14色。多彩なバリエーションが揃っています。

ツヤ消しのマットな仕上がりは他のインテリアにも馴染みやすく

また、シェルチェアのカラーは素材に練り込んであるのでいつまでも新鮮な発色です。

脚はワイヤーベース・ダウエルベース・4レッグベース・スタッキングベースの4種類からお選びいただけます。

ワイヤーの色はクローム・ブラック・ホワイトの3種です。

組み合わせによって印象は様々です。せひシーンに合わせてチョイスしてみてください。

トレドオススメは「スパロー」×「クロームワイヤーベース」

sparrowの意はスズメ。日本の雀色とは違いますね。

無垢材の床との相性も良く、店内では「ブラック」と組み合わせて展示しております。

かっこいいけど、尖りすぎないインテリアです。

【リプロダクトもありますが、やはり正規品がよい】

イームズチェアの正規品はハーマンミラー社が取り扱っています。

人気のイームズチェアはリプロダクト、ジェネリック家具というレプリカ品も多く存在します。製造から時間がたち、意匠権のきれたデザインを正規メーカー以外の会社がオリジナルを再現して作っている商品です。

価格だけをいうならレプリカ品の方が圧倒的にお手頃です。

私個人的な意見としましては

以前、レプリカ品に座った際は座面と脚がたわむような、随分と華奢な印象を受けました。

以来ワイヤー脚は苦手だったのですが、この度の入荷でほんものに座ってみると

「やはり本物は安定感がちがう。。。」と。

一見して、オリジナルとレプリカの区別はつかないかもしれません。

ただ、自身の手元に残り、これから先の何十年かを共に過ごすインテリアと考えた時に

やはり「本物をもつ価値」というものがあるように思えます。

家は自分が素に戻る場所だと考えています。

その時に傍にある家具が、半世紀以上前から生産され、世界中の人を魅了し愛されてきた名作といわれる

ほんもののチェアであることに意味があるのではないでしょうか。