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【効果はある?】遮音カーテンの使い方【使い方】

趣味の楽器を楽しみたいけど音漏れが心配...、ペットを飼いたいけど鳴き声でご近所迷惑ならないかな?

窓は家の中で最も厚みがなく音を通しやすい部分ですが、遮音カーテンを設置することで音を通しにくくします。

今回はその機能、効果的な使い方を詳しくご紹介します。

1.遮音カーテンとは?

遮音カーテンとは、家の中の音を外にもらさない性能と、外からの音を遮る性能をもつカーテンです。生地裏面にコーティングやラミネート加工を施すことで一般的な厚地の生地に比べて、外からの騒音を低減し、室内の音を屋外に漏れにくくするといわれています。

↑↑↑  遮音カーテンの裏地はこのような加工が施してあります。

 

2.どんな音に効果があるの?

特に室内から屋外へ漏れる中高音域(ペットの鳴き声、楽器演奏など)に対して音を遮る効果を発揮します。

各メーカーの遮音性試験データは数値化されていますが、これは音漏れのない状態での生地の性能を評価したもので、実際に使用する場合は設置環境や音漏れの程度に大きく左右されます。カーテンの構造上、隙間なく完全に窓をふさぐことは困難です。また、うるさいと感じるのは個人の感覚に寄るところが大きいため、効果のある、なしに差がでます。遮音カーテンはあくまで簡易的に音の出入りを調整する目的でご使用いただければと思います。

 

3.効果を上げるには

遮音カーテンの性能は吊り方、設置の方法で大きく異なります。生地の持つ性能を最大限に発揮させるためにポイントを押さえましょう。

3-1 空気の層を設ける

防音カーテンは窓との間に空気の層を設けるように設置すると空気層自体が音を減ずる効果があります。カーテンレールが2列ある場合は室内側のレールに設置しましょう

3-2 隙間を空けない

遮音カーテンを取り付けても、カーテンの上部や下部、サイドの隙間から音が漏れてしまいます。カーテンボックスの利用、サイドはリターン式に、丈は床につく長さにしてください。片開きの方が隙間は少なくなります。両開きの場合は左右の生地が重なるように交叉レールの使用をオススメします。とにかく隙間を作らない工夫が必要になります。

 

4.遮音カーテンのデメリットと対策

4-1 種類が少ない

一般的な厚地のカーテンと比べ、圧倒的に種類が少なく、シンプルなものが多くなります。そういった場合は柄や色が特徴的なレースと合わせてみてはいかがでしょうか。厚地カーテンを開けているときでもとても素敵な雰囲気になります。また、装飾タッセルを使うと一層華やかになります。

 落ち着いたグリーン×アイボリーのグラデーション柄遮音カーテン、草模様が刺繍された可憐なレースを合わせました

装飾タッセルです。無地の厚地カーテンも、光沢のある糸で作られた飾りやフリンジで華やかな印象に。

4-2 ボリュームがあります

裏地に特殊な加工を施しているため全体的に厚く、カーテンを開けてサイドに寄せているときにもボリュームが出て、広がる傾向にあります。生地を安定させるために縫製時に形態安定加工を行うと美しいウェーブをキープすることができます。

5.遮音の他にもこんな機能が。

裏地にコーティング加工を施しているので遮光一級の効果があります。

 

いかがでしたでしょうか。ご紹介した通り、遮音カーテンを効果的に使うには使用方法が重要です。

また、遮音できる音の種類もあります。性能、取付方法を踏まえ、ご検討頂ければ幸いです。

 

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