【カール・ハンセン&サン新潟正規代理店】YChair を選ぶ理由
こんにちは。トレド、山口です。
当店ではカール・ハンセン&サンのチェアをいくつか展示しておりますが
圧倒的にYチェアをご検討されるお客様が多くご来店されます。
【Yチェアとは?】
CH24、通称Yチェアとはデンマークの家具デザイナー ハンス・J・ウェグナーによって1950年ごろにデザインされたチェアです。
現在に至るまで当時のデザインからほとんど手が加わることなく作り続けられているロングセラー商品。
購入するにあたり、フレーム材の経年変化、仕上げで迷われるお客様が多いようです。最近ではブラック塗装も人気ですね。
今回はトレドに展示のあるウォールナット、オーク、ビーチ材の違いを中心に
お選びいただくポイントについてご紹介したいと思います。
【経年変化】
木材は天然素材のため、商品や個体により木目、色合いなどが大きく異なることがあります。 また、時間の経過とともに色が変化していきます。どれくらいの時間でどんな色になるのか、ある程度は予測できますが使用するシーンや頻度、お手入れなどによって変わってきます。時間の経過とともに個性のでてくる様子を楽しむのも無垢材の魅力といえます。
当店で展示しておりますウォールナット材フレーム (オイル仕上げ) 2脚です。
同時期に展示を始めましたが、左は窓際に近く、右はショールーム奥に展示していました。
外光を受けやすい左のチェアの方が経年変化が進んでいることが分かります。
【 仕上げ 】
ソープ仕上げ・・・一般の塗装とは違い、木材に石鹸水を塗り込むことにより木の持つ自然な風合いを生かす北欧生まれの仕上げです。フレームの汚れが気になる場合は、洗剤やサンディングを施すことで元の白さを保つことが可能です
オイル仕上げ・・・オイルを木部に染み込ませることにより、木の表面を汚れから守る仕上げです。ソープフィニッシュに比べ濡れ色となるため汚れが目立ちにくく、使い込むほどに落ち着いた光沢が得られます。オイルは自然の食物油ををベースに作られたものを使用しています
ラッカー仕上げ・・・木地の風合いを損なわない程度の樹脂塗装が施されたし仕上げです。汚れや水分が木部に浸透する心配がなく日常のお手入れは他の仕上げに比べ簡単ですが、長い年月の使用による傷や塗装の摩耗等の修理は困難です。
ブラック塗装・・・木部の表面に塗膜を作ることで木を汚れや水分から守ります。オーク材では木目が浮き出るように、ビーチ材ではマットな仕上がりになります
当店ではカール・ハンセン&サンの板サンプルのご用意があります。
画像で見るより実物を手に取りご覧頂くとはっきりとした違いがお分かり頂けると思います。
【座面の高さ 】
通常、Yチェアの座面の高さは床から45センチです。しかし小柄な方が座ると少し足が浮き体のサイズに合わない様に感じることも。
フレームを2センチ短く、43センチの仕様にすることができます。たかが2センチ、されど2センチ。この差は思っているより大きいです。
実際、座っていただくのが一番かと。
この仕様にするには別途料金がかかり、納品までに4.5~5ヶ月 ( 時期によってはそれ以上 ) かかります。
その理由は本国デンマークの工場で、組み立てる前にフレーム脚部を短くする加工を加えるからです。
自分仕様の椅子になるために時間をかけて製造されていると考えると、手元に届くまでの長い時間も
待つ楽しみに変わるのではないでしょうか。
【おわりに】
Yチェアは長く付き合っていけるチェアです。ぜひ5年後、10年後、その先まで自分の傍にあるものとして
購入の際はじっくりと吟味し、末永くご愛用いただければと思います。
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